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カサンドラ症候群から回復するために…。おすすめしたい10のこと

花

「カサンドラ症候群から回復するために…。おすすめしたい10のこと」についてお話しします。

3年前にカサンドラ症候群というものを知り、現在、夫と別居生活をしています。
このブログでカサンドラ症候群に触れたのが半年前…。
「なぜワンオペ育児をしているのか?」を説明するために、話すべきだと思ったのでした。

その後、「私にできることは何なのか?」を考え続けているのです。

カサンドラ症候群であることがわかって3年…。
だいたいの人は生活を別にして3年ぐらいで元の生活を取り戻すと聞きますが、子育てのいちばん忙しい時期ということもあり、そんなに簡単には解決できるものではなく…。
一緒に暮らしていた頃に比べるとずいぶん楽にはなりましたが、将来のことや息子の病気のことを思うと、まだまだこれから抱えていく不安も多いのです。

これからカサンドラ症候群について書いていきますが、決して誰かのことを誹謗中傷するつもりはなく、私自身が感じてきたことの体験談を書いているということをご理解いただけると幸いです。

そして、この記事がカサンドラ症候群であることを誰からも理解されずに、ひとりで苦しんでおられる方に少しでも元気を出していただけるものになることを願っています。




もくじ

カサンドラ症候群とは?

カサンドラ症候群(カサンドラしょうこうぐん、Cassandra affective disorder)、カサンドラ情動剥奪障害(カサンドラじょうどうはくだつしょうがい、Cassandra affective deprivation disorder)」とは、アスペルガー症候群の夫または妻(あるいはパートナー)と情緒的な相互関係が築けないために配偶者やパートナーに生じる、身体的・精神的症状を表す言葉である。

Wikipedia より引用

振り返ってみると、結婚してから約18年間、私にとっては「頼れる相手」というよりは「一緒に家にいる人」だったのだと思います。
ただ、私は「頼られる相手」になろうと合わせすぎて、無意識に必死でがんばっていたのだと思うのです…。

偏食に合わせて嫌いなものはテーブルに出さないようにして、自分のやりたいことを相談するたび、すべてに「向いてない」「時間のムダ」と言われ、中途半端であきらめてきました。

15年かけてじわじわと「生きる気力」をなくしていたようで、ふと気づくと、子育て中なのに寝たきり寸前の自分がいたのです。

最初の不調は結婚して10か月後でした

ある日、首に激痛が走って動けなくなり、仕事を辞めました。
ありとあらゆる病院を駆け巡って出てきた診断結果は「極度の筋緊張とパニック障害」…。

カウンセリングと旦那からは、「親に愛されずに育ったから」だと言われ続けていましたが、今ならハッキリとわかります。「旦那の生活音の大きさが怖かった」のです…。

何度も修理に出した食器棚の取っ手部分や、数年に一度壊れる水道の蛇口。トイレのドアの開閉音や、普通のマンションでは絶対に出ることのない、不思議な大きな足音…。

何度言っても直らず、食事中に聞こえるそばをすする音、半開きの口から聞こえるクチャクチャですら、歳を重ねるにつれて、理解できないほどどんどん大きくなっていきました。

寝ている間のイビキも、寝返りも…。「やめてー!!」と叫びたくなるくらいに大きく、「私に対する気遣いはないのか?」と誰にも言えず、心のどこかでは「みんなそうやから」と深く考えずにいたのです。

振り返ると、一緒に暮らしていた約15年間、絶えず音にビクビクしていた自分がいました。

筋緊張を緩和する薬と、睡眠薬を8年間飲み続けましたが、「パニック障害ではない可能性が強い」と言われ、いったん薬をやめました。
そして、もちろん嬉しくなって、大好きな子どもを授かるのは今しかないと思い、妊娠・出産に踏み切ったのです。

花

Laszlo TothによるPixabayからの画像

カサンドラ症候群だと知った時

そして息子を出産後、夫とまったく会話が通じなくなり…。
ある日、会社から帰ってきた夫に、その日1日息子がしていたことを報告していました。

すると、「ホンマに〇〇ちゃん(息子)のこと好きなん?そんな文句ばっかり言って…」と言われ、1日じゅう息子としか関わっていないし、文句を言っているつもりではなかった私は、「もう何も話せない」と心を閉ざしたのです。

週末が来るたびに、怒鳴り合いのケンカをしては、相手のワケのわからないグチを聞かされるというパターンに陥っていました。

「〇〇ちゃん (息子)のお世話はしたくない、遊びたい」とか「会社と家の往復で疲れた」とか「俺は生きる価値のない人間だ」とか、言葉を理解しはじめる息子には絶対に聞かせたくないNGワードを連発されまくり…。

最初は私自身のデカすぎる産後クライシスなのかも知れないと思っていたのですが、あまりに暴言が激しく、落ち着いてから確認すると「ごめん、覚えてない」を連呼するので、発達障害を疑うようになりました。

それからは、怒鳴り合いをするたびに、私自身も行きたいのに、「せやから病院行けって言うてるやろ!!」とまくし立てまくるようになり…。

ある日、怒鳴り合いのケンカになったあと、「俺、アスペルガー症候群と思う」と言われて、夜中に検索すると、ほぼすべてに思い当たる節があり、私自身はカサンドラ症候群という「うつ」だということを知らされたのです。




ひとりで抱えず、誰かに助けを求めてください

カサンドラ症候群だと知った夜から、毎晩寝ていると、舌が根元から回転しているような感覚があって、慌てて何度も飛び起きました。

今、思えば、筋肉の緊張が解けていっているのですが、怖さで飛び起きて、何もかもから逃げ出したくなる衝動に駆られるのです。けれども夫は何事もなかったかのように別の部屋で寝ていました。

こんなに重大なことが起きているのに、普段どおり生活しているのを見ると、もしかするといきなりふすまが開いて刺されるのではないか?とか、いろんな恐怖や不安がどんどん自分を襲ってくるようになり…。

兄に助けを求めて、当時2歳半の息子を連れて、家を出ました。

ここで、誤解のないように書きますが、アスペルガー症候群でもいろいろな方がおられます。

受動型の人も知っていますが、会話が成り立たないけれども、怒鳴り合いで論破するのは積極型だと思われます。
どちらにしても、自分が疲れてしまったら、全員共倒れすることになるので、我慢せずに誰かに助けを求めることをお勧めします。

カサンドラ症候群から回復するには…。

私自身、これ以上、一緒に暮らすことは困難だと思い、逃げるように家を出ました。

息子を連れて家を出る準備をしながら泣いていると、「自分で決めたことやろ?」とアイロンをかけていた旦那に言われました。

今まで、苦しくなるとその言葉を思い出し、「アンタが決めさせたんやよ」と言い返さなかった自分を責めていました。

でも、それでいいんです。「えらいんやで!これ以上、傷つけ合わんためにがんばったんやで!」と3年間の月日をかけてやっと思えるようになりました。

1. 別居をおすすめさせてください

私自身、カサンドラ症候群を調べていて、「子どもの前で怒鳴り合いのケンカをするなんて、虐待と同じだ!」と書かれてあるブログを見つけました。

アスペルガー症候群のお父さんとカサンドラ症候群のお母さんに育てられた方のブログで、大人になられてからも苦しんでいらしたのです。

夫のことより、自分のことより、何よりも大切に想うは、息子のことでした。

息子が「あーあー。うーうー。」と言っている時期、2時間以上同じように喃語でしか話さない旦那の姿を見ていたのですが、おそらく父親として息子に接していくのは難しいと感じました。

コミュニケーションに明らかな困難さを感じていたのですが、イヤイヤ期に入るとやはり息子のことも怒鳴り散らすようになり…。
落ち着いた状態の時に、本人にそのことを話すと、「ごめん、全然覚えてないねん」と言われるのです。

あれこれ調べて勉強した今なら、「解離(かいり)」しているのだと理解できるのですが、アスペルガーだとわかるまで、若年性アルツハイマーを何度も何度も疑いました。
私ひとりで旦那と息子を「お世話」するには限界があると感じ、その解離によって息子にどんな影響が出るかを考えると恐ろしくなりました。

今までならゴミ捨てと買い物をしてくれていた人がいなくなり、2歳の息子をひとりで育てることに不安はありましたが、とにかく離れた方が良いと察して、話し合えることすらなく、別居を決めました。

うつの時に大きな決断をするのは大変なことだと思います。もし可能であればしばらく別居して、時間をかけて離婚するのか、修復して同居するのか、それとも別居で続行するのかを決めることをお勧めします。

花

InspiredImagesによるPixabayからの画像

2. 決して自分を責めず「共倒れを回避している」と思うようにする

私自身、家族全員の命を救ったと思えるほど、あの時の判断は正しかったと思っています。
会社と家のことでキャパが満タンになっていた旦那を、会社を辞めさせることなく、社会に居続けてもらうことができました。

発達障害を持つ人にとって、社会への参加は大きな自信や自尊心の維持につながると考えています。
家庭はあとからどうにでもなると思うのです。おそらく今後、息子が自立していくと、友達や先生からの影響がどんどん増えていき、親からの影響は小さくなると思います。

これからどうなるかは、まだまだわかりませんが、息子が大きくなってから父ちゃん登場でも、熟年離婚でも、どちらでも対応できるような心構えをしておきたいと思っています。

もちろん、今でも夫とは会うのですが、架空のものを捉えることが難しいようで、突然「(いないいないばあっ!の)ワンワンの中身はオッサンやで」と息子に言い出したことがあり…。

何度も小声で止めているのにわからない様子で、再び「ワンワンの中身は…」と言い続け、「エエ加減にしぃや!!」と怒り始めると驚いていました。

ちなみに息子は「ワンワンはキャラクターやねん」というビミョーな位置づけをしています。犬じゃないのはわかっているようですが、チョーさんだとは教えていません(笑)

そんなこともあり、息子が幼い間、クリスマス前後には絶対にいて欲しくない人なので(笑)、少し落ち着いた「大みそか」に来てもらうようにしています。

そういう部分が引き金になって怒鳴り合いのケンカに発展していくことが多かったように思います。「子供の前で言うてエエこと違うやろ!」と言うのがだいたい私の第一声でした。
とりあえず、年齢的にも、子育ての忙しさが落ち着く頃でもあると思われる、息子にとってのクリスマスの位置づけが変わった時がひとつの節目になるだろうと思っています。




カサンドラ症候群の身体症状を緩和する

いちばん辛いのは、身体症状です。どこに相談しても「前例がない」と言われますが、私の場合、別居して3年たってもまだ、夜中にバチバチいいながら、筋緊張がほぐれます。

3. 筋緊張を緩和する

高周波で筋肉の内側に響かせる。

去年、キレイなおかーさんになることより、肩こり解消が目的で、ホームエステマシンを買いました。

極限状態にまで固まってしまっていた肩こりに、高周波が想像以上にエエのです!!

これでそのエステマシンを肩こりに効くとおすすめすると、薬事法やいろいろなことがややこしそうなので、高周波で有名なコリコランを載せておきます。

実は、この半年ぐらい、コリコランをチェック続けているのですが…(笑)

デスクワークをしながらとか、テレビを見ながらとか、電車に乗りながらとか、あらゆるシーンで高周波を肩に当てることができるそうで、口コミやレビューを見ていてもかなりの高評価なのです!!

正直に言いますが、指圧は入らないぐらいにカチコチですから…1日に何度も、凝り固まった筋肉の中に効かせるしかないのです。

チタンもおすすめです!

チタンをつけると身体が軽くなるといわれます。

「なんか最近、首が重いなぁ。疲れやすいなぁ。」と思っていると、ファイテンをつけ忘れていることが多いです。

ネックレスをつけることに抵抗がある方には、インナーや靴下も超おすすめです!( *´艸`)

かっさプレート

発達障害の方のご家族をテレビで見ているとよく感じるのですが、目の周りの筋肉が動いていない人が多いです。

私もそうなのですが、絶えず緊張しているために、目の周りの筋肉が固まってしまっています。
かっさプレートで目の周りを優しくほぐしたり、眼輪筋を鍛えるために、眉を動かさずに目を大きく開ける筋トレをしています。

慢性的な緊張型頭痛や目の疲れが取れない方に、ぜひ試してみてください。
目の周りの緊張がほぐれることで、肌全体が柔らかくなり、カチコチで開きっぱなしだった毛穴がどんどん小さくなっていくのがわかります。

そんなことまで筋緊張が影響していたのだと思うと恐ろしくなるのですが、ストレートに自律神経に影響するので、首や顔は大切にしてください。

4.眠りたいときは眠る

息子がまだ幼く、ワンオペ育児でやるべきことも多いのですが、いちばん大切なのは息子が病気やケガをした時に対応できる体力を残しておくことだと考えています。

なかなか深く眠れないのがカサンドラ症候群の特徴ですが、できるだけ効率的に深い眠りに入れるよう、昨年9月に大奮発して布団にこだわってみました!(笑)

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今まで横向きでしか眠れなかった私が、仰向けで目覚めることが増えました。

肩甲骨と肩甲骨の間をグーっと開いてくれるので、少しずつ身体がほぐれていくのがわかります。

5.リラックスする

別居当初はそんな余裕はまったくなく、毎日必死で暮らしていましたが…。実は最近、アロマや音楽でウットリする時間を作れるようになりました。

最近では息子がひとりで寝てくれる日が出てきたので、お茶碗を洗い終わったあと、ひとりで紅茶や青汁を飲んでボーっとする時間もできました。

こんな日が来るなんて思ってもいなかったので、急にひとりになって寂しくて、すぐに息子の横で寝てしまいたくなります( *´艸`)(笑)




カサンドラ症候群の心を回復するために…。

私自身、カウンセリングも電話でしか受けたことがなく、息子が幼稚園に入ってやっと歯医者さんに通えるようになったところなので、回復の速度は遅いのかも知れません。
ただ、息子とじっくり関わり合いながら、自分の心とひたすら対話し続けた3年間でした。

今までは振り返って自分の心と向き合う時間が多かったのですが、今は「立ち直る方法」をゆっくりと考え始めました。
どんな風に心を切り替えていけば良いか、私なりの考えをお話しさせてもらえたらと思います。

6. 配偶者(パートナー)のことを考えない

息子の育児をひとりですることになり、初めの頃は、怒鳴り合っていた夫よりも、結婚した頃のニコニコして穏やかだった夫のことを思い出してばかりいました。
大きな喪失感に押しつぶされそうになり、夕方になると何かを探して歩いていました。

そんな寂しさを乗り越えるために、ドリカムの「サンキュ」をずっと聞いていました。

今日 彼に さよなら したんだ 泣かなかったし 責めなかった

Dreams come true 「サンキュ」より

このフレーズを聴くだけで心が痛くて苦しくて、泣いてしまっていました。
お別れしてはいないのですが、出会った頃の夫のことを忘れようと必死でもがいていた時期でした。

それは、10年間介護していた父を失い、元気だった頃の父との思い出がやっと心に戻ってきた時と、とても近い心境でした…。
ただ、泣いている暇もなく、現実として目の前にあるのが、2歳児とのふたりぼっちの暮らしでした。

「こんなはずじゃなかった」と、何度も何度も、心の中で叫び続けた別居1年目…。
「息子を育てなアカンねん。」ただその気持ちだけが、私を突き動かしていたのです。
そして、2年目、3年目…。「旦那さえしっかりしてくれてたら、こんなにしんどくなかったのに」と思って過ごしてきました。

そして、4年目に差しかかった先日、ふと考えました。
「ここまでいっぱい考えたから、もういいわ。もう、忘れた方がしんどくない。」と…。

これからどんどんラクになっていくのだと思います。いや、これからどんどんラクするのです!( *´艸`)

7. 疲れやすいのはルーティンによる支配が多い

アスペルガー症候群の人と暮らしていると、ありとあらゆる順序が決められ、そのまま何年間も毎日同じ行動が繰り返されていきます。
〇時〇分にご飯を食べて、〇時〇分にはお風呂に入って、〇時〇分までには寝るというルーティンワークとして、日常生活が定まっていることが多いのです。

実際、そのルーティンで15年間も暮らしていると、無意識に私までルーティンを大事にする心が出来上がってしまっていたことに気づきました。
ただそれは、慣れきった動きに無意識に疲れてしまい、達成感や充実感、心の変化を得られることが少ないから気分が落ち込んでしまうのだと、最近になってやっと考えられるようになりました。

たまには違う道で帰りたいし、たまにはめちゃめちゃ早く寝てみたい…。
同じ化粧品だけではなく、新発売の可愛い化粧品も試してみたい…。
生きているためには、変化を求める気持ちがとても重要なのだと、改めて感じるようになりました。

もし、疲れやすい部分があれば、そんなルーティン作業を解除できるよう、生活の順序を見直してみると良いと思います。
特に朝なのですが…。別居後、朝ごはんが美味しすぎて、疲れずに幼稚園へ出発できるアイデアがなかなか浮かびません…(笑)

8. 癒してくれるのは買い物だと信じる(笑)

これだけは言わせてください。買い物だけは裏切りません…(笑)
どんなに孤独な気持ちで朝を迎えても、買い物だけは変わらず、いつも癒してくれるのです( *´艸`)

実は私、最初にブログを始めたきっかけは楽天ポイントを集めることが狙いでした。
楽天市場で買った商品をブログで紹介してポイントをもらうのが、とっても楽しみだったんです。
そんなに簡単ではないですが、書くことが大好きなことを思い出させてくれたのも、やっぱり買い物でした…。

ブログを書けば書くほど、いろんな「好き」が心からあふれ出したのです。
読み返して悲しくなるブログは嫌なので、ネガティブなことは極力書かないようにしています。
ブログを書いている時の私はポジティブで、楽しいことや好きなことばかり考えているのです。

毎日、楽しいことばかりではないですが、これからも元気にワンオペ育児を発信していきたいと思います!

あなたの子育ての思い出やおすすめの便利グッズ、ブログに書いてみませんか?




9. ひとりで抱え込んで、自分の心と会話し続けない

別居前に一度、息子の病院の近くに引っ越しをした時に、梱包作業員の方をお願いしたことがありました。

30年近くされているベテラン女性の方で、「私、家を見たらだいたいわかるんだけど、奥さん、ひとりでよくがんばってるね」と言われたことがありました。

ずっとこらえていたはずだったのに、その女性のひと言で崩れ落ちるように泣いてしまい、抱きしめてもらったことを覚えています。

誰でもいいから、話を聞いてくれそうな人に出会ってください。

私自身、カサンドラ症候群の絶頂の時は、誰に話すこともできず、息子の病院の受付の薬剤師さんに「なんでもっと早く言わないの!」と泣かれたことがありました。

今では大阪に戻って、赤裸々トークを繰り広げる私ですが、元気だった頃の夫と私を知っている共通の知人には、すごく話しづらいのです。

今は異動されていないのですが、別居生活を始めた直後は市役所の人権相談にしばらく通っていました。

そこの課長さんに「別居という選択肢で20年近く過ごされているご夫婦もいます」と言われ、今の状態を維持しています。

そして現在は、息子の発達相談を受けてくださる保健師さんが、私のカサンドラ症候群が悪化していないかをときどき面談してくださっています。

実は毎回、カサンドラ症候群のことを記事にするたび、どうすることがいちばん楽になれるのかを考えるのですが、家事代行サービスの方に来ていただいて、一緒に掃除をしながら話すだけでも気がまぎれると思います。

そして、思いっきり誰かに話して泣きたくなったら、ショッピングモールの占いコーナーへ行ってください。パーテーションで仕切られているところを、あらかじめ探しておくのがおすすめです。

多くの人の悩みを聞いている人たちなので、カサンドラ症候群だと言うと一瞬で状況を察して、いっぱい話を聞いて、合わせてくれる占い師さんが多数いらっしゃいます。

そして、私自身、ブログを書くことによって、閉ざしていた自分の心を外に解き放つようになりました。

本当に書きたいことすべては書けませんが、自分の気持ちを外に向けることで、いろんなことにチャレンジしたいと思えるようになりました。

パワースポットに行ってみたり…

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悲しみをひとりで抱え込むのではなく、楽しい思い出や大好きなものをブログに綴って、少しでも楽しいことに費やす時間を増やしていきたいと思います。

10. 自分を悲劇のヒロインだと思い込まない

「誰にもわかってもらえないのがカサンドラ症候群の特徴です」とほぼすべてのカサンドラ症候群の説明文には書かれてあり…。

私も長い間、自分が一番辛いのだと考えていました。誰に甘えることもできず、孤独とひたすら闘っているのだと思っていました。

いろんな人から「息子さんとのんびりできていいね」とか「男の人ってみんなそういうところあるよー」と言われ、そう言われるたびに「やっぱり誰もわかってくれてない」と落ち込んできた3年間でした。

でもね、絶対にわかってくれてる人はすぐそこにいて、悲劇のヒロインで終わっていく私ではないと信じて、見守ってくれている人も中にはいるんです。

その想いだけは絶対に裏切ったらアカンと、強く思えるようになるまで、3年間かかりました。

悲しい事件やニュースに触れるたび、私の悲しみなんてまだまだで、もっともっと、悲しい人がたくさんいるのだとやっと自分を客観的に見られるようになりました。

みんな、悲しみを乗り越えて、どうにかして生きているんです。そんな大事なことさえも、忘れてしまいっていたこの3年間でした…。

決して派手じゃなくていいから、静かにゆっくり、立ち上がろうと思うのです。




比べて良いのはどん底だった時の自分だけ…

最近よく思うのは、3年前よりめちゃめちゃラクになっている自分の心のことなのです。

はっきりと覚えてはいないのですが、誰かの笑顔を見たいとか、自分がずっと笑っていたいとか、そんなこと思っている余裕すらなかったことは確かです。

「息子のランドセルどうすんねん?」とひとりで考えている段階で「またこれもひとりで決めなアカンのかーい!」と思いながらも、「なんて平和なことなんやろか~!?」と、心のどこかでほのぼのしている自分がいるのです。

ちゃんと生きてる。そしてちゃんと、笑えてる…。

目の前に就学前相談とか小学校見学とか介助員の先生の申請とか、発達相談とか新しい注射の練習のこととか、プール前やけど水着がサイズアウトしてないかとか、夏休み前やけど自分の水着がサイズアウト(!)してないかとか…。

考えるべきことはいっぱいありますが、ちゃんと朝起きて、ちゃんと笑ってる…。

「私、できてない!」「やることいっぱいある!」と、「うぉー!!」となって、幼稚園の先生に「大人としゃべりたかった~!!」としゃべりまくる休み明けもありますが、それでもちゃんと、泣いてない。笑えてる…(笑)

「朝、お弁当を作って幼稚園に連れてきてくれるだけで、100点のママなんやよ!」と言ってくれた保健師さんの言葉が、今やっと、心に染みるようになりました。

もし、疲れすぎて何もかもから逃げ出したくなったなら、「カサンドラ症候群だと気づいたあの頃の私」を「今日の私」と比べてみてください。

きっと、あの頃よりもちゃんとできていると思います。

がんばり屋さんがなりやすいと言われるカサンドラ症候群…。疲れないコツをつかむまでが勝負なのだと思います、きっと…。

今まで、家事も育児も自分のやりたい部分だけして、「俺はがんばってる!」という人に苦しめられてきた方が多いと思います。

そのおかげで、知らない間に「実はなんでもできる女」になっていることに気づいてください。

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「心が疲れない方法」をまとめられる日が来たら、また記事にしたいと思います。

長文になってしまいましたが、すべてのカサンドラ症候群の皆さんが、ひとりで泣くことなく、朝を迎えられることをいつも願っています…。

花

PezibearによるPixabayからの画像

この記事を書いて約3か月…。

最初にこの記事を書いてから約3か月、いろんなことを考えていました。

カサンドラ症候群の皆さんが交流できるように、いろいろ準備していますが、ワンオペ育児のため、なかなか勧められず…。もうしばらくお待ちいただけると嬉しいです。

別居して約3年、筋緊張や不眠など、まずは身体に溜まった慢性疲労を軽減して、頭を落ち着かせることが回復にはいちばん大切な気がします。

心を軽くする方法は人それぞれだと思いますが、ひとりで抱えるには問題が重すぎるので、少しでも力を抜いて暮らせる方法を紹介させてください。

カサンドラ症候群の皆さん、ご本人ではなかなか気づけないと思うのですが、実はガチガチに緊張して暮らしています。

少しでもリラックスできる、お気に入りのものに出会えますように…。

ドクターポジティブイ

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カサンドラ症候群専用のブログを立ち上げました。

カサンドラ症候群でストレスを溜めないために…外出自粛中の対処法

このブログを始めたのが約10か月前…。急に仕事が決まり、少し遠のいてしまっていました。 ここで知り合った皆さんが、最近の外出自粛要請をどう乗り越えられているのか心配になってたまらなくなりました。皆さんお元気ですか? 私は今、別居継続中ですが、休みの日に起きて来ると「今日、どこいく?」「今日、何する?」が口癖だった夫のことを思い出すたび、なんとも言えない気持ちになります。 …

更新頻度はとても少ないのですが、外出自粛中の辛い気持ちの対処法や、体調不良を乗り越えるコツなど書いていきたいと思います。




もくじ